丸い木を奇数に削る・・・とても難しい業だと言います。一寸のくるいも歪みも無く、お箸の先まで正確な七角の美しさ、綺麗に磨かれて漆を施した表面は、まるで木とは思えぬ美しさ。
男が持てば直線的なフォルムが男らしく映え、女が持てばしなやかで繊細な箸先が女らしく映る……。男性にも女性にもいやみの無いこの美しさ、自慢したくなります。
機械で作るのではない。一つ一つ、手で削る、この引き継がれてきた業から生まれるお箸には、美しさと使いやすさが見事に息づいているのです。ひとつひとつ手作りですから、量産することはできません。大黒屋の職人たちが、一本一本納得するまで削りあげます。
稀に、とても上質の木が手に入った場合にだけ作られる、とても美しいお箸も存在します。いずれはこのサイトでご紹介できる日も来るかも……?巡り合えるかどうかは、あなたの運次第です。
女性には22センチ、男性には23.5センチの箸がおススメ。長い箸が好きな方、短いお箸がいいという方、手の大きい小さいも個人差がございますので、写真を見ながら参考にしてみてください。
お手入れはカンタン。お水で洗って汚れを落とし、布巾や手ぬぐいなどで水分をふきとるだけ。漆も木も水分を嫌うので、洗ったらしっかり拭いてあげてください。また食器用洗剤などでごしごし洗うと、漆が剥げやすくなってしまいます。食器洗い機も避けてくださいね。外出先では、食べた後にお手拭きやおしぼりなどで拭いてからしまえば大丈夫です。