「いなせ」とは「いな」の「背」=「鯔背」。鯔は、出世魚・ボラの幼魚の呼び名。江戸時代にはこの鯔の背ビレのように平たく整えた髷(まげ)が「鯔背銀杏」と呼ばれ、魚河岸あたりの若衆の間で流行したのだそうです。そこから転じて「いなせ」は、粋で、ぱりっとした江戸町人の美意識を象徴する単語となりました。
シンプルながら、紺と白の二色で染め抜かれた「いなせ」柄は、実に小粋。気分によって折り目を変えれば、白と紺、二つの柄を楽しむことができます。
◎先頭の画像クリックで手拭い全体が表示されます。
手染めのため、使いはじめに汗や摩擦で色がうつることがあります。ご注意下さい。お洗濯の際は単独で、たっぷりの水で手洗いしてください。洗ったら、手でギュッと絞って干すだけでOK。浸け置きや洗剤の使用はお避け下さい。色落ちの原因となります。
サイズが大きめですので、好みの大きさにハサミで切って使うこともできます。使いこんでくると、ふちがほつれてきますが、5ミリほどほつれたところで落ち着いてきます。
手拭いはほつれて当たり前。遠慮なく使い込みましょう。ハンカチなどに使っていよいよくたびれてきたら、最後はぜひ雑巾としてお使いください。ボロボロになるまで大切に使っていただけたら、手拭い冥利に尽きるというものです。